パンケーキの夢を追い続けるパンケーキママと、voivoiファミリーの記録


by pancakemama2
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オープンまで、あと2週間。肝心要のメニューは?というと、まだ決まっていませんでした。たとえメニューができても、今度は、効率のよいオペレーション(手順)も考えなければなりません。

c0159301_2475581.jpgそこで、強力な助っ人をお願いしたのです。某有名ベーカリー&カフェチェーンで、メニュー開発を担当していたHさん。いまは、コンサルタントの仕事をされています。

本当は、私のような小さなお店が、お願いできる方ではないのですが、「パンケーキで、人を幸せにしたい」という私の思いに、力強くうなずいて、「やりましょう!」と言って下さいました。

「パンのような食べ方で、パンケーキのメニューを作りたい」という私にとって、こんな頼もしい味方はありません。Hさんには、パンケーキに合うトッピングやソースなど、具体的なレシピを提案していただきました。そして、最終的に、私の理想の「食事系パンケーキ」が実現したのです。

それにしても、さすがプロ。私が苦手な、原価計算もあっという間です。でも何よりも、オープン前の不安でいっぱいの中、「大丈夫ですよ!」と、常に励まして下さったことで、どれほど勇気づけられたことか。

お店を始めるに当たって、つくづく大切だと思ったのは、人の縁です。こんなに小さなお店だって、自分ひとりでは何もできません。多くの人に助けられて、その感謝が積み上がって、お店も一人前になるのですね。

かくして、voivoiのメニューも、無事に出来上がっていきました。
私がこだわっていた点は、もうひとつ。できるだけアイテムを絞り込んで、メニューの数を限定すること。

何といっても、私はキッチン経験がほとんどゼロ。いたずらにメニューを増やしても、現場は混乱するだけです。それより、完成度の高いメニューを、一品一品確実に、丁寧に出していこうと考えました。

だから、voivoiのメニューは、基本の「バターミルク・パンケーキ」のほかは、食事系が3品、デザート系が3品、全部で7品。これがすべてです。

オープン当初、始めて来たお客様は、「たったこれだけ?」と、メニューをひっくり返しました。確かにパンケーキ専門店にしては、少なすぎ?(笑)。

実は、1年以上たった今も、このメニュー数は、ほとんど変わっていません。ところが、いまのお客様の反応は、「うわー、色々あって迷っちゃう!」になりました。

なぜでしょう。それだけ「食べたいと思うメニュー」がそこにあるということでしょうか。はたまた、食事系パンケーキが、一般に受け入れられてきたのかも知れません。そうだとしたら嬉しいですね。

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c0159301_345937.jpgそして、2006年8月5日、私の「パンケーキママカフェ・VoiVoi」は、やっとオープンします。

オープンに当たり、私が決めていたことがありました。それは、オープン記念のノベルティグッズを配ったり、割引セールは一切しないこと。宣伝も全くしませんでした。

よく、オープン前に大々的に宣伝して、「オープン後の数日は、大賑わいをしたのに、その後は潮が引くようにお客さんが来なくなった」という話を聞きますよね。

スタッフにとっても、慣れないうちに、お客さんが押し寄せては、パニックになるばかり。それによって、サービスやメニューの品質が落ちては、逆に評判を落としかねません。怖い、怖い!

私のblog(パンケーキカフェ)で応援してくれているネットの読者にも、申し訳ないのですが、まだ告知しませんでした。「1日カフェ」のとき、準備が不十分でパニックになった、あの苦い経験。今度こそ、来ていただいたお客様には、心から笑顔になっていただきたい。

そんなわけで、私の店は、ある日ひっそりとオープンしました。
それでも、店を開けたとたん、お客さんが次々と入って来られたのには、ビックリ。みな地元のお客様で「いつ、オープンするのか、楽しみにしていた」というのです。いつの間にか、チェックされてたんですね~。

お店を継続する上で、大切なことは、地元のお客さんの支持を得ること。まだお客さんは、ポツポツでしたが、宣伝で人が詰め掛けるより、嬉しいことでした。

そして、お盆前にやっと私のblogにも「オープンしました」という告知を解禁。すると予想通り、次の日から「ネットを見ました!」というお客さんが現れ始め、週末には満席の状態に。なんて有り難いことでしょう。

私を含め、スタッフもようやく少し慣れはじめ、voivoiはよちよちながら順調に歩き始めたのでした。(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 2月号」(2008年)に掲載させていただいたものです。
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# by pancakemama2 | 2008-02-20 03:02 | voivoiができるまで(連載)
c0159301_1993471.jpg店のオープン2ヶ月前。三軒茶屋の物件は正式に契約し、内装業者も入り始めました。

いよいよ夢が現実になるわけですが、そこで直面する現実とは、まさに「お金」。つまり資金繰りです。

お店の物件は、駅から2分と好立地。理想に近かったのですが、ひとつ計画と違っていたのは、以前は事務所として使われていて、中身がスケルトンだったこと。

厨房に引くための水道やガス、空調などの基礎工事と、内装工事だけで見積もりは750万円にも上りました。これにさらに、物件取得費の300万円、厨房機器200万円、椅子やテーブルなどの家具、食器等の備品などなど、ざっと計算しただけでも、その額は1300万円を超えています。

でも、手持ちの資金は800万円たらず。どうする?
もともと走り出したら止まらない性格です。物件が決まって、舞い上がってます(笑)。
足りない分は、国民金融公庫に借りることにしました。

でも当然ながら、審査があって、審査にパスしないと融資は受けられない。
しかも、国民金融公庫というのは、「物件が決まってから」、融資の申し込みをします。つまり、もう物件の契約もして、お金も払って、「もう進むしかない!」という状況なのに、まだ審査段階で、融資が受けられるかどうか分からないのです。

さぁ、たいへん。3年分の事業計画書をびっしり書いて、オリジナルのパンケーキミックスを開発したこと、ブログで、たくさんの人の共感をいただいていること、1日カフェは大盛況だったことなどの実績も添えて、書類を提出して2週間。

その間にも、内装工事は着々と進んでいます。当然、数百万円の支払いが待っています。万一、融資が受けられなかったら、どこで借金したらいいんでしょう? 個人ローン? それとも、すべてがご破算になる?! 考えれば考えるほど、怖くなって、これはもう、生きた心地がしません。

やっと融資の連絡が来たときは、ほっと胸をなでおろしましたが、このときの眠れない体験は、「もうオープンできるなら、どんな苦労もいとわない」という決死の覚悟になりました。

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そして、オープン1ヶ月前。厨房機器が揃ったところで、いよいよメニュー開発です。

実は、「パンケーキ屋なんて、儲からないから止めたほうがいい」という多くの方のアドバイスは、あながち間違っていません。実際、あちこちのパンケーキ店に行ってみましたが、昼間は込んでいても、夕方4時以降はガラガラ。お客さんの姿が見当たりません。

パンケーキって、軽食、もしくはおやつ程度にしか考えられていないんですね。ニーズはとっても狭いので、このままでは確かに、経営はとても成り立たない。

c0159301_19244360.jpgでも、私の考えるパンケーキは、バターとメープルのシンプルなものも好きだけど、普通のパンのように、色々な具をトッピングして、食事にもなるもの。

さらにワインやビールのつまみにもなるような、大人のパンケーキ。24時間、いつでもパンケーキを食べたいと思うような、自由で応用の広いパンケーキ。

そば粉のガレットが、デザートから食事まで幅広いアレンジで人気を博しているように、パンケーキにも、その可能性があるはず。
だから、私の作るパンケーキの生地は、どんなトッピングにも合うように甘さ控えめにしました。

そして、メニュー開発で、最初に取り組んだのは、ボリュームのある「食事系パンケーキ」です。それも、ソーセージやオムレツを添えるという簡単なものではなく、パンケーキと具が一体化するような、立派なワンプレート。

でも、これが形になるまでは、やはり試行錯誤の連続です。
オープンまで、あと2週間。まだ、メニューはできていませんでした・・。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 1月号」(2008年)に掲載させていただいたものです。

★先端を行く、大人のパンケーキ★

オープンに向けて、物件探しをしているとき、私の「パンケーキカフェ」のブログに一通のメールが届きました。

「それは、ワインに合う大人のパンケーキ専門店をオープンします」という、オーナーさんから直々のお知らせ。そのプレオープンにご招待いただいたのです。この店というのが、その後、マスコミで話題になった、代々木上原の「チャプチーノ」さん。

当日お会いしたオーナーの福田さんは、本職はディーラーという青年実業家。いやいや格好良い!。でもそんな福田さんとも、パンケーキ好きで意気投合しました。

c0159301_19141998.jpgそして、いただいたそば粉のパンケーキは、サーモンとチーズや、海老とアボカドといった、イタリアン仕立てのアレンジで、まさに大人の味!ワインを3杯もお替りしたのは、いうまでもありません。(笑)。

福田さんは、私が店をオープンしたときも、お祝いに駆けつけて下さいました。

ムーミンママの格言に、こんなセリフがあるのをご存知ですか?
「パンケーキが好きな人に、悪い人なんていないわ!」。
パンケーキ万歳!
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# by pancakemama2 | 2007-10-01 18:41 | voivoiができるまで(連載)
c0159301_1423119.jpgパンケーキカフェを開くに当たって、どうしても会いたい方がいました。
それは「PANCAKE DAYs」の社長、松本さん。

時は、2005年。パンケーキ・ブームの先駆けとなる新興のパンケーキ専門店が2店、横浜と高円寺にオープンしていました。

そのひとつが「PANCAKE DAYs」。いまや駅ビルなど商業施設にも多店舗展開を始めた有名店です。

インターネットでの評判もよく、私も足しげく通っていました。
そして、「同じパンケーキを目指すものとして、ぜひ一度お話を伺いたい」。
そんな切なる私の願いを、快く受け入れて下さり、ある日、松本さんとご対面することになりました。

いままで、「飲食業界では、パンケーキは流行らない」と言われ続けてきた私。
でも、松本さんは違っていました。

「パンケーキって、夢のある食べ物ですよね。パンケーキを通じて、お客さんに夢を提供したいのです」。

ちょうどお客さんのいるテーブルに、パンケーキが運ばれてきたところで、「わぁ~」という歓声が上がっていました。松本さんは、その様子に満足げにうなずいて、「これ、これがないとね。飲食店は楽しくないですよ」。

一緒にうなずく私。そう、パンケーキは、人を幸せにできる魔法があるんです!
あぁ、やっとパンケーキについて、本気で語れる方と出会えた!!

なんだか意気投合した気分になって、すっかり舞い上がってしまった私。でも、考えてみると、お忙しい中、たかだかパンケーキフリークの私に、よくぞ会って下さいました。

以後、PANCAKE DAYsさんとは、親しく交流させていただくことになりましたが、スタッフも大切に育てておられて、その懐の深さが、いまのPANCAKE DAYsの繁栄につながっているとお察しします。

私は、「パンケーキカフェ」というブログで、あらゆるパンケーキやホットケーキの店を紹介してきました。それは、将来、パンケーキ店をやりたいという私にとって、これらの店がライバルではなく、同志となって、一緒にパンケーキの世界を広げたい、という願いがありました。

お客さんには、いろんな店を食べ歩いて欲しい。
ラーメンも、あれだけマーケットが広がったのは、個性豊かな個人店が、それぞれ切磋琢磨しておいしいラーメンを作っているから。

パンケーキだって、それぞれの店に、オリジナリティがあります。それを多くの人に楽しんでほしい。「パンケーキの食べ歩き」ができるくらい、業界が広がるといいなぁと思っているのです。

c0159301_14244069.jpgPANCAKE DAYsさんとは、「いつか一緒に、パンケーキ共和国を作れたらいいですね」なんて話をしました。

もしかしたら本当に実現するかもしれません(笑)。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 12月号」(2007年)に掲載させていただいたものです。
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# by pancakemama2 | 2007-09-01 14:26 | voivoiができるまで(連載)
c0159301_13542642.jpg「どうして、三軒茶屋にお店を出したんですか?」
よく聞かれる質問です。

私が物件を見つけるまで、かかった日数は、約2ヶ月。考えてみると、短いですね。もともと千葉出身の私。実は「三軒茶屋」なんて、全く縁のない街でした。だから、最初は、御茶ノ水や神田近辺を探していました。

ところが「スイーツをやるなら、田園都市線がいいよ」という専門家の先生たちの声あり。
「それなら、ちょっと行ってみようか」と最初に降り立った駅が三軒茶屋。そして目の前の不動産に入ったら、今の物件がちょうど、空きたてホヤホヤだったんです。

見た瞬間、きゅんと来ました。それは「駅に近いのに、ちょっと路地裏。一軒家のようなビル」という、まさに私の理想に近い環境。

成功した飲食店のオーナーさんたちは、よく、「物件の第一印象で、”これだ!”と感じ、オープン後の店のイメージが、もうそこに見える」そう。

男女の仲とも似ていますね(笑)。生涯のパートナーとは、出会った瞬間に感じるものがある。かくして私も、運命の物件に出会い、右も左も分からない三軒茶屋で、店を開くことになったのです。

今思えば、この決断は正解でした。いまはパンケーキがちょっとしたブームになって、多くの雑誌に載せていただくようになりましたが、メディアにとっても、「三軒茶屋」は、取り上げやすい地名のようです。
あっ、でも「自由が丘」だったら、もっとブレイクしてたかな(笑)。

実は、自由が丘にも行ってみました。もう駅の周りからして、雰囲気が違いますね。高島屋がピカピカしてる。でもなんだか違和感。。私には、高級マダムの街は似合わないって、実感しました(笑)。いまは「三茶 My Love」なのです!

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★予想を超える反響、行列のできた1日カフェ★

さて、オープン3ヶ月前の5月に、三軒茶屋の物件が決まりました。
それと同時に、ゆみちゃんとの2回目の「1日パンケーキカフェ」の準備も進んでいました。

前回と違い、今回はカフェオープン前の前哨戦。遊び半分ではできません。また、パンケーキミックスの試作を、お客様に試していただく絶好の機会です。

たくさんの人に来ていただけるよう、blogにも1ヶ月前から告知しました。なんといっても、お客様は顔の見えないネットの読者です。果たしてどれくらいの人が来てくれるのか、予想できませんでした。

そして、気合をいれて臨んだ当日。信じられない光景を見ました!
午前11時オープンにかかわらず、1時間前から訪れる人がちらほら。そして、店の前には、あっという間に長蛇の列!
c0159301_1433881.jpg
私はもう夢中で、厨房でパンケーキを焼き続けました。お客様は途切れることがありません。昼過ぎに、一度だけ店の外に出てみると、まだ20人以上の行列が続いています。
「うわー大変なことになっている!」
道行く人たちは、「これは何の行列なんですか」と振り返っていきます。

予想を超える反響。実はこのとき、私の中に不安が沸き起こってきました。
この日用意できた試食用のパンケーキは200食くらい。営業時間は夜10時までというのに、午後3時を回った時点で、もう品切れそうな勢いです。

私の頭はくらくらしてきました。きっと夕方以降に来てくれる人には、もう私のパンケーキは出せないでしょう。楽しみにしてくれている人に申し訳ない。どうしよう。

また客席では、慣れないスタッフ(友人らボランティア)で、てんやわんやになっていました。厨房から見えないけど、かなりお客さんをかなりお待たせしている様子。中には「時間がない」と、帰ってしまうお客さんもいました。

私は後悔の念にかられました。「やるべきではなかったのでは?」。
あまりにも行き届かない点がたくさんありました。
私はblogというネットの世界を通じて、多くの共感者を得て、こうしたイベントにも、びっくりするくらい大勢の人が駆けつけてくれるようになりました。

そして、いよいよ物件も決まったのに、リアルの世界で、本当にお客様に満足してもらえるカフェを作ることができるのか。その現実を、新たに突きつけられた思いです。

すべてが終わり、帰宅後は眠れない夜を過ごしました。そして、そんな辛い思いをネットにも書きこみました。次の日から、またblogに50通を超える励ましのメッセージが寄せられました。

「とても美味しかった」「幸せだった」と感想をくれた人たちもいました。私はみんなのコメントを、何度も読み返しました。

もう後悔しても始まりません。「欠点だらけの1日カフェだったけど、これを教訓にして、本当にいいカフェを作ろう。おいしいパンケーキをたくさんの人に食べてもらえるように頑張ろう!」。

そう決意を新たにしたのでした。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 11月号」(2007年)に掲載させていただいたものです。
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# by pancakemama2 | 2007-08-01 13:48 | voivoiができるまで(連載)
c0159301_21554568.jpg私の夢はね。私のオリジナル・パンケーキミックスを作ること。
そして、そのミックスとフライパンをリュックサックに詰めこんで、世界中を旅するの。

私は、旅先で出会った人たちに、パンケーキを焼いてあげる。そしていつか彼らが「あのときのパンケーキの味が忘れられない」って、日本に訪ねてきてくれたら、素敵じゃない?

そんな夢は、妄想に終わるのでしょうか?
パンケーキ屋をやるなら、オリジナルブランドのミックス粉も作りたい。
いつかそれを販売して、ご家庭にも、私のパンケーキを届けたい。

前回、国産のバターミルクがなかなか手に入らないことを書きましたが、一方で私は、オリジナルミックスを作れないか、製粉メーカーに交渉していました。

しかし、はたしてメーカーは、こんな個人からのオーダーメイドの注文を受けてくれるのでしょうか。幸い、知り合いの口ぞえもあり、OKしていただきましたが、その条件は、「最低単位1トンから」というもの。しかも全量、引き取りです。

1トン? なんだか想像もつかない数字です。1トンの粉を店で消費するには、何ヶ月かかるのでしょう、何よりそれは、私の1DKのアパートに入るのでしょうか?

私 「あの~1トンとは、どのくらいの量なんでしょう?」
メーカー 「そうですね。たたみ3畳分のスペースに、天井まで積みあがるくらいですかね」
私 「・・・」(そんなものが、木造アパートで耐えられるのか?!)

「えいっ、いざとなったら、パンケーキミックスの上で寝よう!」
こうなったら、もう腹をくくるしかありません。私はメーカーに作ってもらうための具体的なレシピづくりに、とりかかりました。

そして、ある日のこと。製粉メーカーから1本の電話がかかったのです。
「国産のバターミルクが手に入りそうですよ」
えっ?ホントですか?! 万歳~! 
そう、夢はきっと叶うんです!あきらめなければ。

それから1ヵ月後、第一号の試作品がメーカーから届きました。
こんなに胸躍ったことはありません。
だって、世界でたったひとつの私のパンケーキミックスです。

試作品はその後、家族や友人たちの意見も聞きながら、何度も改良されていきました。
目指したのは、「ふわっと軽い口どけで、食べあきないパンケーキ」。バターミルクはもちろん、米粉も少量配合しました。

最終的には、家のキッチンで1000枚くらいは焼いたでしょうか。家族からは「もう当分パンケーキは食べたくない」という悲鳴が上がったほど(笑)。
そして、ついに完成しました!
パンケーキママのオリジナル・パンケーキミックス!

そして、ちょうどその頃、パンケーキ・フレンズのゆみちゃんと、「もう一度、1日パンケーキカフェをやろうか」という話が持ち上がりました。私にとっては、オリジナルミックスのパンケーキを、お客様に試食していただくチャンス!

「やろう!やろう!」
今度は、神宮前のカフェを1日借り切ることになりました。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 10月号」(2007年)に掲載させていただいたものです。

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★ファーストフード・チェーンのパンケーキ★

憧れだったマックのモーニング

「パンケーキカフェ」というブログでは、パンケーキ(もしくはホットケーキ)のあるカフェを、50軒ほど食べ歩きました。

歩いてみると、あちこちにパンケーキのメニューはあったんですね。
中でも気になったのは、ファーストフード・チェーンのパンケーキ。

c0159301_2158527.jpgマクドナルドはもちろん、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、ロッテリアの一部の店舗限定で、パンケーキがありました。ただし、実際にお目にかかるのは至難の業。

各社のホームページで、実施店舗を調べて行ってみても、品切れのことが多いのです。まさに「幻の一品」!
それにしても、なぜ品切れなのかしら。売れてないから?宣伝してないから(笑)

私が学生の頃、マクドナルドのモーニングのパンケーキ(ホットケーキ)は、私の憧れでした。今のような紙の容器ではなく、楕円の発砲スチロールの容器で、黄金色の美しいパンケーキが3枚並んでいました。
当時は、これがとてもオシャレに思えて、わざわざ早起きしてマクドナルドに通ったものです。

最近は、スターバックスコーヒーも、パンケーキを出しています。これがなかなか評判とか。
マクドナルドのパンケーキは、そもそもキッズを対象にしたメニューでしたが、大人であっても、パンケーキの潜在ニーズはきっとあるはず。
もっともっと魅力あるパンケーキがあれば、ファーストフードでも新たな客層を開拓できるのでは、と思うのです。
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# by pancakemama2 | 2007-07-30 21:05 | voivoiができるまで(連載)