パンケーキの夢を追い続けるパンケーキママと、voivoiファミリーの記録


by pancakemama2
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c0159301_21554568.jpg私の夢はね。私のオリジナル・パンケーキミックスを作ること。
そして、そのミックスとフライパンをリュックサックに詰めこんで、世界中を旅するの。

私は、旅先で出会った人たちに、パンケーキを焼いてあげる。そしていつか彼らが「あのときのパンケーキの味が忘れられない」って、日本に訪ねてきてくれたら、素敵じゃない?

そんな夢は、妄想に終わるのでしょうか?
パンケーキ屋をやるなら、オリジナルブランドのミックス粉も作りたい。
いつかそれを販売して、ご家庭にも、私のパンケーキを届けたい。

前回、国産のバターミルクがなかなか手に入らないことを書きましたが、一方で私は、オリジナルミックスを作れないか、製粉メーカーに交渉していました。

しかし、はたしてメーカーは、こんな個人からのオーダーメイドの注文を受けてくれるのでしょうか。幸い、知り合いの口ぞえもあり、OKしていただきましたが、その条件は、「最低単位1トンから」というもの。しかも全量、引き取りです。

1トン? なんだか想像もつかない数字です。1トンの粉を店で消費するには、何ヶ月かかるのでしょう、何よりそれは、私の1DKのアパートに入るのでしょうか?

私 「あの~1トンとは、どのくらいの量なんでしょう?」
メーカー 「そうですね。たたみ3畳分のスペースに、天井まで積みあがるくらいですかね」
私 「・・・」(そんなものが、木造アパートで耐えられるのか?!)

「えいっ、いざとなったら、パンケーキミックスの上で寝よう!」
こうなったら、もう腹をくくるしかありません。私はメーカーに作ってもらうための具体的なレシピづくりに、とりかかりました。

そして、ある日のこと。製粉メーカーから1本の電話がかかったのです。
「国産のバターミルクが手に入りそうですよ」
えっ?ホントですか?! 万歳~! 
そう、夢はきっと叶うんです!あきらめなければ。

それから1ヵ月後、第一号の試作品がメーカーから届きました。
こんなに胸躍ったことはありません。
だって、世界でたったひとつの私のパンケーキミックスです。

試作品はその後、家族や友人たちの意見も聞きながら、何度も改良されていきました。
目指したのは、「ふわっと軽い口どけで、食べあきないパンケーキ」。バターミルクはもちろん、米粉も少量配合しました。

最終的には、家のキッチンで1000枚くらいは焼いたでしょうか。家族からは「もう当分パンケーキは食べたくない」という悲鳴が上がったほど(笑)。
そして、ついに完成しました!
パンケーキママのオリジナル・パンケーキミックス!

そして、ちょうどその頃、パンケーキ・フレンズのゆみちゃんと、「もう一度、1日パンケーキカフェをやろうか」という話が持ち上がりました。私にとっては、オリジナルミックスのパンケーキを、お客様に試食していただくチャンス!

「やろう!やろう!」
今度は、神宮前のカフェを1日借り切ることになりました。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 10月号」(2007年)に掲載させていただいたものです。

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★ファーストフード・チェーンのパンケーキ★

憧れだったマックのモーニング

「パンケーキカフェ」というブログでは、パンケーキ(もしくはホットケーキ)のあるカフェを、50軒ほど食べ歩きました。

歩いてみると、あちこちにパンケーキのメニューはあったんですね。
中でも気になったのは、ファーストフード・チェーンのパンケーキ。

c0159301_2158527.jpgマクドナルドはもちろん、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、ロッテリアの一部の店舗限定で、パンケーキがありました。ただし、実際にお目にかかるのは至難の業。

各社のホームページで、実施店舗を調べて行ってみても、品切れのことが多いのです。まさに「幻の一品」!
それにしても、なぜ品切れなのかしら。売れてないから?宣伝してないから(笑)

私が学生の頃、マクドナルドのモーニングのパンケーキ(ホットケーキ)は、私の憧れでした。今のような紙の容器ではなく、楕円の発砲スチロールの容器で、黄金色の美しいパンケーキが3枚並んでいました。
当時は、これがとてもオシャレに思えて、わざわざ早起きしてマクドナルドに通ったものです。

最近は、スターバックスコーヒーも、パンケーキを出しています。これがなかなか評判とか。
マクドナルドのパンケーキは、そもそもキッズを対象にしたメニューでしたが、大人であっても、パンケーキの潜在ニーズはきっとあるはず。
もっともっと魅力あるパンケーキがあれば、ファーストフードでも新たな客層を開拓できるのでは、と思うのです。
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by pancakemama2 | 2007-07-30 21:05 | voivoiができるまで(連載)
c0159301_20511210.jpgさて、渋谷のコラボ・カフェで、1日カフェをなんとか終えた私ですが、肝心のお店の準備は?というと、全く白紙の状態でした。

でも、頭の中では、いろいろな構想が、ぐるぐる回っています。
どんなコンセプトのお店にしよう? 

パンケーキ専門店、というだけでは弱いかな。北海道の小麦粉や農産物を使って、その土地のアンテナショップのような店はできないかな。
うん、うん、話題性があって、いいんじゃない。

そこで私は、北海道のある地方で税理士をされている方に、相談にいきました。でも、その方は、私の話をじっくり聞いた後、こう言ったのです。

「なぜそんなに北海道にこだわるの? 美味しいパンケーキを、みんなに食べてもらいたい、それだけでいいじゃない?」

ガーンと、打ちのめされました。。
そうだった。まずは、美味しいパンケーキありき、だった。
なのに、当時の私は、本気でパンケーキのレシピに取り組んでいませんでした。それより、マスコミウケしそうなキーワードを探して、店を飾り立てようとしていたのです。

本当に美味しいと思ってもらえるパンケーキを作ろう!ならば、きっとお客さんは来てくれる。あとは、お客さんがくつろげる空間をつくること。シンプルにそれだけでいいじゃない。

翌日から、私の日常は、家のキッチンで粉だらけになること。
そして家族は、毎日、山のようなパンケーキを試食させられるはめになりました(笑)。

たかがパンケーキ、されどパンケーキ。実際にやってみると、粉の配合は、1グラム単位で、まったく違うパンケーキになるのです。
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パンケーキを美味しく膨らませるには、どうしたらいいんだろう?インターネットや本を調べても、美味しいスポンジの作り方は載っていても、パンケーキに関する資料は、ほとんどありません。どんな材料を、どれだけ使えばいいのかしら。薄力粉以外にも、強力粉、米粉、上新粉、コーンフラワー等など、あやゆる粉を試してみました。米国のレシピも研究してみました。

その中で、私が気になったもの。それが「バターミルク」。
バターミルクとは、生クリームからバターをつくる際に残る、脂肪分の少ないミルクのこと。瓶の中に、生クリームを入れて、ずっと振っていると、バターと水分に分離しますよね。その水分がバターミルクだったのです。

バターミルクは、ベーキングパウダーなどの膨張剤と化学反応を起こし、パンケーキをよりふっくらさせ、風味もアップさせる効果があるとか。
私が米国で食べたパンケーキにも、このバターミルクが使われていました。

「これだ!このバターミルクが欲しい!」
試しに、輸入のバターミルクを使ってみたら、理想に近い食感がでました。

でも、日本では、スーパーにも、食材専門店にも、どこにも売っていません。欧米では、普通に販売されていて、パンやお菓子づくりに使われているというのに。
国産のバターミルクは手に入らないのだろうか。バターがあるんだから、バターミルクは存在しているはず。

乳業メーカーに問い合わせてみました。
「あるにはありますが、特定のユーザー様にしか販売しておりません」

だめか。。私のレシピ開発は、暗礁に乗り上げました。
(つづく)

※この記事は、「カフェ&レストラン 9月号」(2007年)に掲載させていただいたものです。

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★夢を引き継いで、巣立つvoivoiファミリー★

オープン後も、店を続けていられるのは、スタッフの支えがあるから。
ウチでは、彼らを「voivoiファミリー」と呼んでいます。

中には、将来カフェを目指している子たちもいて、ついにこの夏、スタッフ歴の長かったゆりちゃんが、巣立っていきました。彼女は、地元静岡で、年内に一軒屋カフェを開くのです。

そのゆりちゃんが、先月、あの渋谷のコラボカフェで、他のファミリーと一緒に、1日カフェを開きました。私も応援に駆けつけましたが、ぎこちない様子で、キッチンに立つその姿は、1年前の私そのもの(もっとも彼女たちの方が、ずっと出際がいいですが。笑)。

彼女は、どんなカフェのオーナーになるのでしょう。
新米ママの私では、教えられることはあまりなかったけど、「こんなママでもカフェができるんだ」と自信を得て、最後のひと押しになったとしたら、嬉しいです。

ウチから巣立ってくれて、ありがとう!
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by pancakemama2 | 2007-07-01 20:43 | voivoiができるまで(連載)