パンケーキの夢を追い続けるパンケーキママと、voivoiファミリーの記録


by pancakemama2
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私のカフェができるまで vol19

〇夜モテ、パンケーキ!

c0159301_22405818.gifvoivoiは、木・金曜日の夜に限って、21時まで営業しています。

18時~19時台に予約のお客様が数組入り、あとはフリーのお客さんが次々とやってきます。

日によって、お客さんの入りはマチマチですが、時には満席になることもあります。

数人で来て、食事系からデザートまで、数種を注文されて、みなでシェアするグループもいれば、ゆっくり過ごす、お一人様の女性も多いですね。

でも、昔に比べて、「パンケーキで食事をする」という方が増えている気がします。
ラストオーダー近くに入店されて、オムレツやチーズのパンケーキを注文される方も、結構いるのです。


とはいえ、こんな現象も、最近のこと。
「パンケーキ屋は、夜は流行らない」。その言葉通り、voivoiにも、寂しい夜が続く時代がありました。

voivoiがオープンしたてのころ。
営業時間は、毎日、夜の22時まででした。

朝食か、おやつ程度にしか考えられていなかったパンケーキ。
実際に、オープン前に視察した他のお店は、夜になるとみんなガラガラ。
本場アメリカの「パンケーキハウス」などは、完全に朝型で、夕方16時には閉店してしまいます。

それでも私は、何とかパンケーキを「1日中食べられるもの」にしたかった。
昼に限らず、ディナータイムにも、パンケーキを取り入れたかった。

ボリュームのある「食事系パンケーキ」に、力を入れたのもそのためです。
流行のカフェは、1日中、同じメニューが、時間に関係なく、いつでも食べらる。
そんな自由な勝手の良さも、そのカフェの魅力でしょう。

パンケーキも、食べる時間にこだわらない自由なフードにしたい。
だから「22時まで営業」にチャレンジしたのです。

さらに私は、「お酒とパンケーキのマリアージュ」もたくらんでしました。
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実は、オープン当初、voivoiの夜メニューには、「カクテル&ミニパンケーキ」というセットがあったのです。

自分では「なんてお洒落なのかしら」と、一人悦に入っていたのですが、これが、もうほとんどウケず、飛ばず(笑)。ちょっと先走り過ぎたもよう。
わずか3ヶ月でメニューから消え、まぼろしに終わってしまいました。

そして、実際の夜の営業はというと、予想通り、昼に比べると、お客様はガクンと減ってしまう。
18時以降は、私とアルバイトの2人体制でしたが、ポツリポツリというお客様の姿に、「これでは人件費も出ないかも」、「やっぱり、夜にパンケーキなんて、食べないのかしら」と自信をなくす日々・・。

○赤字になっても、続けたい!

「パンケーキ以外のメニューもやったら?」
そんな悪魔のささやきも聞こえてきました。

しかし、「だめだめ!専門店が、それをやったらおしまい!」です。

ぐっと踏ん張りながら(意地を張りながら)、夜を過ごすこと半年あまり。
しかし、ついに、私は白旗を上げざるを得なくなりました。
「木・金曜日の夜だけ、21時まで営業。他の日は20時まで」と営業時間を改定したのです。

もちろん、「1日15時間労働」という、私の体力的限界もあったのですが、夜の営業にかかるコストと、売り上げが見合わないという現実は、店の経営も圧迫し始めました。

それでも、「木・金だけでも21時」にこだわったのは、voivoiのファンになってくれたお客さんが、夜、仕事が終わってからもvoivoiに来てもらえるように。
たとえ、その日が赤字になっても、それは続けていきたかったのです。

「今日1日のご褒美に、パンケーキを食べる」。
「voivoiに行って、幸せになる」
voivoiがそんな場所であってほしい。

そして、ちょうど1年前。スタッフの中には、仕事がよくできて、私がいなくても店を任せることができそうな人材が育ってきました。

私は、夜の営業を、そのスタッフたちに任せて、できるだけ早く帰宅することにしました。
私の体力的負担も、これでちょっと緩和できそうでした。

ところが、ちょうどそのころから、少しずつ夜のお客さんが増えだしたのです。

あのオープン当初のことを思えば、夜に満席になることなど、夢のような話です。

おかげで私は、木・金曜の夜、帰りそびれてしまうのですが、その代わりホールに出てみると、どんなお客様が来ているのか、どんなものを食べているのか、間近に感じることができました。

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そして、夜の営業をやめないでよかったと思うのです。

相対的にみれば、もう「毎日夜22時」に戻すことはできません。

でも、夜、パンケーキを食べることに抵抗がない人たちが増えてきた今、もっと「夜」を楽しむメニューのことも、考え始めています。

そう、たとえば、あのまぼろしに終わった「カクテル&ミニパンケーキ」のような?(笑)。

ワインとチーズ、パンケーキとのコラボも企画してみたい!

「パンケーキのあるシーンを、もっと楽しく、幸せに!」。
パンケーキには、まだまだその可能性が広がっているのです。

(つづく)
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by pancakemama2 | 2010-04-21 00:19 | voivoiができるまで(連載)